今回は、合同会社の設立についてご説明をします。
合同会社とは
合同会社(LLC)は平成18年会社法施行に伴い、新たに創設された会社形態です。
株式会社よりも低コストで設立できる利点はありますが、新しい会社形態のため、知名度は株式会社と比べると低いです。
所有(出資)と経営(役員)が一致しているので、広く出資を募る場合には向かない会社形態です。
設立後に合同会社から株式会社へ移行することは可能です。
これから事業を始めたいが、「個人事業主と会社組織のどちらがいいのか?」とお考えの方は下記の表をご覧下さい。
会社設立のメリット、デメリット
メリット | デメリット |
信頼を得られる | 法人税がかかる |
節税対策が可能 | 設立、運営、解散に費用がかかる |
金融機関から融資を得やすい | 会計等の事務負担が増す |
広く出資を募る事ができる | 社会保険加入が義務づけられる |
法人名義で財産を管理できる | |
人材確保がしやすい | |
決算月を自由に決められる |
株式会社との違いにはついては下記をご参照下さい。
株式会社 | 合同会社 | |
知名度 | 高い | 低い |
公証役場での定款認証 | 必要(約5万2000円) | 不要 |
役員の任期 | 最長10年 | 定めなし |
所有(出資)と経営(役員) | 分離 | 一致 |
設立時登録免許税 | 15万0000円~ | 6万0000円~ |
議決権 | 出資の割合による | 1人1議決権(原則) |
決算公告義務 | あり | なし |
主な登記申請書類
・定款
・代表社員となる者の印鑑証明書(発行後3ヶ月以内)
・代表社員就任承諾書
・印鑑届書
・払込みがあったことを証する書面
・業務執行社員の一致があったことを証する書面
・委任状(司法書士が代理する場合等)
当事務所では、合同会社設立のお手伝いをしております。
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